鼻中隔湾曲症の手術を受ける人のためのブログ

アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症で手術を検討してる人、これから手術を受ける人にとって参考となることを徒然書いていこうと思います

【手術体験談】その7 入院4日目(タンポン抜去の日)

前回までの記事

vayasikofu.hatenablog.com

 

〇入院4日目 地獄のタンポン抜去の日

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今日はいよいよタンポン抜去の日、、、

散々脅された地獄の儀式がついに来てしまった。

 

僕は事前に調べていた。そう、「鼻のタンポンを抜いた瞬間は地獄の痛みだけど、そのあと言葉には表せないほどの快感がまっている」と。

鼻の中に詰められた異物に辟易していたので、抜去をちょっと楽しみにしていた自分もいたのだ。

 

朝ごはんを食べ、診察室へ向かいます。

部屋に入るとソファーで力なくうなだれてる人達が数名。

 

え?この人たちは何でこんなに苦しそうな顔をしているの??鼻通りの快感はどうしたの?

 

「じゃあ次の方 椅子に座ってください」

「まずは右の方から抜いていきます」

 

メリメリメリメリ....!!!!!!

が、がはっ 夢だろこれ。

血を吸いに吸って巨大に膨れ上がった10cmくらいはあろうタンポンが一気に抜かれました。

 

小さな鼻の穴のから巨大な真っ赤なウナギがひねり出されたような感じ。

 

痛い!痛いが想像していたよりは痛くない。

これなら左穴も耐えられる、、、!

 

ズルズルズルー スポッ!

あれ? 

左穴は不思議と抵抗なく抜けたぞ。

 

痛いけど、なんだか大したことなくて拍子抜けって感じ(笑)

 

「はい、抜けました。それでは止血のためにガーゼを詰めますね」

 

え? 

止血のために入れていたタンポンいま抜いたんだよね?

ガーゼってなに???

 

そんなことを考えていた僕ですが、先生は慣れた手つきで躊躇なく巨大なガーゼを鼻の奥の奥の方までつっこんできます。

 

めちゃめちゃめちゃ痛い!!

正直、抜くよりも入れる方が痛い。

あまりにも痛すぎる。

 

タンポンは全身麻酔で寝てる間に入れてもらってたから痛みを感じなかったけど、麻酔も痛み止めもなしでガーゼをつっこまれるのは試練でした。

 

痛みを10段階で表せられるなら、このガーゼを差し込まれる痛みは10だった。

採血の注射は3くらい。

 

人生でこの先、このレベルの痛みを味わうことはそうないだろうな、、、と謎に達観。

顔って神経あつまってるから、痛みに敏感なんだと思う。

 

そして何が恐ろしいって、右穴のガーゼを入れ終わって燃えるような痛みに泣きながら悶えてるときに、

「次は左も入れます」

 

その瞬間、恐怖で時が止まって永遠の長さを感じました。

 

問答無用でガーゼを詰める先生

涙をボタボタ垂らしながら悶える30代男

 

左穴のガーゼも入れ終わるとあまりの痛さから、脳内は「痛い痛い痛い痛い」という感情しかない。

脳内が痛みで支配されて、なにも考える余裕がない。

 

気が付くと診察が終わってたみたいで、嘔吐用のトレーを渡され、ソファーへ案内された。

「じゃあここで5分ほど休んでください。吐くときはこのトレーにどうぞ」

あまりの痛さから気分が悪くなってしまって、嘔吐してしまう人もいるようです。

 

ソファーでうなだれている先人の方たちの横に並び、僕もうなだれる人の列へと加わりました(笑) 

 あんまりにも燃えるような痛みで鏡をみて火がついてないことをことを確認して一安心。

 

徐々に痛みも弱まってきて考える余裕がうまれてきたとき、まず最初に浮かんできた感情は「怒り」。

 

なにが鼻通りの快感だ!なにが痛みは一時の我慢だ!話が違う!!

 

ガーゼ又はタンポン抜去のあとに、再度ガーゼを入れるかどうかは病院によって違うみたいです。(病院は何も悪くありません)

 

どこにもぶつけることがでいない怒りを抱えたまま、一人でうなだれる5分間でした(笑)

 

次回、5日目へと続きます。

 

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