鼻中隔湾曲症の手術を受ける人のためのブログ

アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症で手術を検討してる人、これから手術を受ける人にとって参考となることを徒然書いていこうと思います

【手術体験談】その4 入院1日目

入院までの話はこちら

 

vayasikofu.hatenablog.com

 

ついに入院1日目

初日のスケジュールはこちら

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僕の場合は7日間の入院生活でした。

土日と祝日をうまく合わせて、有給は4日間頂きました。

(同僚のみんな、ありがとう)

 

結果的には7日間入院してよかったです。日帰りは地獄をみる、、、

その話はまたのちほど。。。

 

朝ごはんは普通に食べてから、9時40分に受付へ。

せっかく有給もらったのになんでこんな早い時間なんだと。いつもと同じ満員電車じゃん!手術は明日なんだから今日の受付は午後くらいからにしてよ!と思いながらしぶしぶ電車で病院に向かう。

 

窓口で保証金なる現金3万円を渡していざ病室へ。

(もちろん保証金は退院時に返してもらえます)

僕は4人部屋を選んだので、差額ベッド代3,000円/1日でした。

(耳鼻科の病院だから、大部屋だとイビキうるさそうじゃん?)

個室は1万円/1日。7日間の入院だから、7万円は高すぎるかな。

 

冷蔵庫、テレビ、鏡など一通りの設備はありました。

ノートパソコンが入るくらいのそこそこ大きいダイヤルロック式セーフティボックスが備え付けてあったから、ノートパソコン持っていこうと思ってる人は防犯チェーンとかは用意しなくても大丈かな。

 

歯ブラシとか飲み物とお菓子とかを買いに、ウキウキ気分で近所のスーパーへ買い出しへ。

レジのお姉さんの視線がすごい気になる。ふと気づくと僕の腕にはでっかく名前の書かれたオレンジ色の目立つリストバンドが。

 

あっ 受付でリストバンドつけてもらったの忘れてた。これあれじゃん!海外ドラマとかでよくある「一見普通の人なんだけど、手首につけられてる患者用リストバンドを見て、その人が精神病棟から脱走した患者だと気づいてしまう」というホラー展開

 

お昼くらいから麻酔科医の診察を受けました。

なんでも「入院4日目に、鼻に詰めたタンポンを抜くという悪魔の儀式」があると。

 

いや他の人のブログとかでなんとなく痛いって話きいてたけど、プロの先生までそんな「悪魔の儀式」とか言うの?!そんな怖いこと言っていいの?!

先生曰く、若い男性のほうが痛みに弱いらしいです。痛みを感じたときは我慢せず痛み止めのロキソニンを貰うように、とのこと。

 

この日はお昼寝してしまって夜寝れるか不安だったので睡眠導入剤をもらいました。

消灯22時で早い時間だったけど薬のおかげでぐっすり眠れました。

 

次回、ついに手術へ 

 

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【手術体験談】その3 入院前の通院について

前回の記事はこちら

 

vayasikofu.hatenablog.com

 

〇通院について

 入院まで通院は計3回

1回目 初診 木曜 14時受付で2時間待ち

2回目 術前検査 土曜 8時半受付で2時間待ち

3回目 術前検査の結果発表 火曜 13時半受付で1時間待ち

 

やっぱり有名な病院なだけあって、待ち時間がすごい、、、

 

僕の職場は都内だったので、平日はいつも半日有休をもらって行ってたよ。

人気な病院は仕方ないね。 

 

1回目 初診 

受付で待ってる人たちがすごい数。あたり一面人、人、人。

座る場所がないからしょうがなく廊下のほうの簡易椅子に座って待機。

 

事務の人たち、話すときは屈んで、座ってるこちら側との目線を合わせて話してくれたり、すごい丁寧な印象でした。

 

診察ではカメラ付きのスコープで鼻の中の写真をとって、レントゲンで鼻の曲がり具合を見せてくれて、説明してくれた。

スコープ入れて鼻の中を見るんだけど、鼻中隔が曲がってるせいか左穴が狭くて、メリメリ言いながら奥まで入れるからまぁ痛い。

 

涙腺が刺激されて涙と鼻水を垂らしながら診断を受けました(笑)

 

受けることになった手術は「鼻中隔湾曲矯正術」、「下鼻甲介切除術」、「後鼻神経切除術」

鼻中隔の手術しか知らなかったので、神経を切るなんて言われたときは正直焦った(笑)

 

でもこの3点をセットでやることが多いみたいで、実績もある分安全な手術みたい。

 

 

手術の具体的な内容については後で記事を作る予定です。 

2回目 術前検査

血液検査のために小さい容器6本分も抜かれました、、、

献血とかしたことないからこんなに血を抜いたのは初めて、、、

 

あとレントゲンとったり嗅覚の検査とか受けたよ。

あとは、「鼻腔通気度検査」。これはなにかというと、鼻の通りを測定する検査のようです。

 

鼻に装置をつけて、右、左と順番に測定するんだけど、吸って吐いてを繰り返すんだよね。左穴の測定の時、「吸ってください」って言われても詰まってるから全然吸えなくて、測定不能で3回やり直しになった(笑)検査で溺れそうになっちゃった。

3回目 術前検査の結果発表

血液は異常なしと。ちなみにエイズ検査も無事陰性でした。

(手術を受ける人はみんなエイズ検査もセットでうけるらしい)

 

そういえばこの検査で初めて血液型を知りました(笑)

30年弱も生きてきて今まで知る機会ってなかったから改めて入院をすることになって良かったとしみじみ感じました(笑)

 

次回はいよいよ入院です!

 

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【手術体験談】その2 病院選びの話

手術を受ける決心をして病院を選ぶことにしました。

前回の記事はこちら。

 

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〇病院選びについて

ネットで検索すると魅力的なワードが沢山でてくる。

「日帰り手術」、「都心部駅近」、「充実した設備」

 

正直僕はネットを信用していない。病院の口コミなんて誰が書いてるかわからないから、あてにならないと思っているのだ。(ブログを書いている僕が言うのも変な話だが)

 

僕が検討していた手術は「鼻中隔湾曲矯正術」

まずはこの手術に関する幾つかの書籍と新聞記事の検索(日経電子版の過去記事)で情報を集めた。

 

候補に挙がったのは、板橋の慈恵医大病院、茨城県筑波大学病院、お茶の水の神尾記念病院。

病院を調べる過程で手術費用はどこの病院も同じくらいということもここで知った。

入院費用に関しては後で記事を作る予定です。

 

まぁ結論を言えば神尾記念病院を選びました。

慈恵医大病院 遠い

筑波大学付属病院 遠い

神尾記念病院 通いやすい

 

っていう単純な理由です。

実績がある病院なら、どこも同じくらい高い水準の技術があるんじゃないかと思います。

 

強いていうなら、神尾記念病院にはWi-Fiがなかったから、入院するなら病院設備もよく確認しとくべきかと。

 

次回、通院の話に続きます。

 

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【手術体験談】その1 自覚症状と手術を受けようと思ったきっかけ

〇自覚症状

僕は生まれてこのかた、慢性鼻炎でいつも鼻水を垂らして生きてきた。そう、この30年弱を一言で表すなら、「鼻水との闘い」だったと断言できる。

 

重度のアレルギー性鼻炎持ちで、春夏秋冬、季節を問わず鼻水を垂れ流していた。

愛用はもちろん、ローションティッシュ(舐めると甘いやつ)

 

鼻をかむ回数が普通の人より数十倍も多いので、ローションティッシュでなければ鼻が赤くなってヒリヒリしてしまうのだ。

 

だからティッシュが無かったらどうしようっていつも不安で、会社のカバン、スーツの上着、遊び用のリュック、ズボンのポケットなどいたるところにティッシュをセットして大量に常備していた(笑)

 

僕の場合の自覚症状は主に鼻炎、あとは鼻づまりとくしゃみ

地味に、このくしゃみと鼻炎のコラボレーションがきつくて、くしゃみをすると鼻水が流れ出る、鼻水が出るとくしゃみが出るっていう負のスパイラルにおちいっていた。

 

もちろん鼻炎薬は毎日のんでたよ。クニヒロのやつ。

僕くらい重症になるとアレグラとかはもはや効かない(笑)

 朝昼晩で薬のんでたけど、副作用でめちゃくちゃ眠くなるんだよね。

しかも飲んで1、2時間は鼻水は止まるんだけど喉カラカラになるし、薬の持続時間が意外と短い...

 

あとは意外に思われるかもしれないけど、鼻づまりでツライという自覚はなかった。生まれてこの方、両方の鼻で呼吸をしたことがなかったから常に片方が詰まってる状態が当たり前になってたんだよね。

 

鼻呼吸って鼻サイクルというものがあって、30分おきくらいに左右の穴の鼻呼吸が入れ替わる人が多いらしい。僕は鼻中隔(鼻の左右を隔てている軟骨)が左側に曲がっているので、左穴の通りが元々悪い。つまり鼻サイクルで鼻呼吸が左穴に切り替わったときが地獄。

 

その詰まってる穴で鼻呼吸しようとするもんだから空気が通らない。自然と口呼吸になるようね、、、 無理やり口閉じて鼻呼吸を意識するとピーピー音がなるし。狭い軌道に空気を流し込んで音をならすっていうのは笛の原理。

 

あと長年の悩みだったのは舌に白い苔が付着すること。

ん?なにそれ?って思ったあなた。

「舌苔」(読みはゼッタイ)ってググってください。

 

風邪ひいて胃腸が弱ってるときとかに舌に垢が付着して白くなるらしいんだよね。要はこれが口臭の原因になると。

 

口呼吸の人って口内が乾燥しがちなんですよ。起きてる間はこまめに水分飲んでるからいいんだけど、寝てる間って数時間も口の中カラカラじゃないですか。

 

どうやらその乾燥が原因で舌苔が生成されるみたい。

舌磨きとかハチミツとかいろいろ試したけど、結局翌日には白くなってるし。

舌が白いとなんとなく不潔でしょ?

 

会話してるときもついつい気にしちゃってたんだよね。口開けて笑いにくいみたいね。

 

〇そんな僕が手術を受けようと思ったきっかけ

 

最も大きな動機は鼻炎のせいでかかる費用です。

 

僕が飲んでいたのは鼻炎薬A「クニヒロ」48錠タイプ1620円。

 

年間のかかる金額を単純に計算すると、

33.75円/1錠 

一回2錠飲む薬なので、1日の消費量は6錠

33.75円×6錠×365日=73,912円

 

ティッシュとかポケットティッシュに費用も加算するとたぶん年間で10万円くらいは使ってたんじゃないかな。

 

 

そんな僕が手術を考え始めたのは学生時代のこと。

当時、学生だった僕は手術には抵抗があったのだ。

長いこと入院しなきゃいけなそうだし、なにより多額のお金がかかりそう、、

時給950円のバイト代だけじゃ絶対に足りないなって。

 

それから数年後、社会人になって仕事も落ち着いて貯金もできはじめたころ、そろそろ真剣に鼻炎と向き合おうかな、なんて思った。

 

レーザー治療を受けたことあったけど逆に悪化して痛い目を見たことがあったから、やるならとことんやってやろうと、、!!

 

ネットで検索すると、「鼻中隔湾曲症 日帰り手術」なんて病院のHPが沢山出てきた。

よし、俺はやるぞ!もう根本的に直してやる!薬とはおさらばだ!

 

っていう覚悟で病院を探すことにしたのでした。

 

次回、病院選びに続きます。

 

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